私の長い夏休みも、ようやくおしまい

 


 私の住む地域では最近朝夕はすっかり涼しくなって、虫の声も秋めいてきました。このまま苦手な夏が終わってくれたらいいな、と思う毎日です。


 さて、ブログもSNSも更新しないままひっそりと息を潜めて、数か月が過ぎました。

 実はプライベート?で色々な変化があり、気持ちも生活もなんだか落ち着かない状況が続いていたのです。そのため制作に気持ちが向きにくく、さらには長い自粛疲れもあいまってすっかり制作から遠ざかっておりました。

 とはいえそれもようやく落ち着いてきたので、そろそろ活動を再開しようかと思います。

 とはいえ、あいも変わらずゆるりとした活動になるかと思います。のんびりまったりお付き合い下さると嬉しいです。


 制作と発信をお休みしている間、以前クラフトアート人形コンクールに出品した『ヒカリ』をはじめ、いくつかの作品たちをお迎えいただきました。素晴らしいご縁に、感謝の気持ちでいっぱいです。

 ご縁というのは、本当にいつどこにつながるか分からないものだな、と思います。作品を送り出す時、いつも不思議な感覚を覚えるのです。

「あぁ、私はこの作品をこの方の元へ迎えていただくために生み出したんだな」と。

 何か見えないものに導かれているような、そんな感覚。ご縁は作品を生み出そうと思った瞬間にもう、繋がっているのかもしれませんね。

 作ることが苦しくて何度もやめようと思い、才能のなさに失望し、他の作家様や作品を羨んだり妬んだり。他者の目からも自分自身からも逃げたくなって引きこもって、作るのを何度もお休みしてはまた再開したり。

 ここ数年、ずっとその繰り返しでした。

 でもやはり私は、作らずにはいられないようです。久しぶりに粘土と向き合ってみれば、まるで取り憑かれたように、寝食すら忘れて没頭するのです。

 私にとって作ることは、息をすることと同じなのかもしれません。苦しみから逃げたくても、自己を表現するためにはそれ以外に道はないのかもしれません。

 なので、せめて無理なくゆっくりと進んでいこうと思います。生み出すことにはきっと意味はあって、突き動かされるように作る時間も、きっと約束された誰かへと繋がっているのでしょうから。

 ゆるゆると時にお休みをはさみながら、それでも作り続けられたらいいなと思っています。


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