『蔦のグリモア』



 『蔦のグリモア』というストーリーを背景に制作したバッグチャームです。

 実のところタイトルがなかなか浮かばずに、後付けで生み出したストーリーだったりします。タイトル付け、難しいですよね……。


 私は主に動物モチーフの作品を作っていますが、それは私が人間嫌いだからです。というのは言い過ぎですが。

 動物って、多種多様な種が自然の中でそれぞれテリトリーを作って共存していますよね。肉食の隣に草食がいたり、夜行性と昼行性の生き物が同じ場所を共有していたり。人間もそのひとつの種に過ぎないのに、他種を排除して大きなテリトリー、人間だけの社会を作り上げています。私は、それが不自然であまり好きではないのです。なんなら同じ人間同士で見た目や価値観の違いで排除しあってますしね。


 自分たちの種だけが特別でも強いわけでもないのに、傲慢な気がして。もっとも動物社会はその分過酷ですけどね。完全なる生存競争ですし。でもそのほうが、私には生きやすそうに思えてしまいます。人間社会のほうがよっぽど理不尽……。

 私にとっては、自分とは属性も生き方もまったく違う他種も一定の尊重をもって共存しあえる、そんな世界が理想です。


 それでも私は人間なので、頭は動物、身体は人型のキャラクターを作っているというわけなのです。


 さて、そんな『蔦のグリモア』のストーリーはどんなものかというと。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


『蔦のグリモア』


ここは特別な蔦に守られた、とある国の寄宿学校。

さまざまな種族が共存するこの国では、特別な力をもつ蔦植物から生活に必要なありとあらゆる不思議な力を得て、豊かな暮らしを得ています。その蔦は国力の源として大切にされ、日夜多くの学士たちによりその生態と力が研究されているのです。

この『蔦のグリモア王立学院』は、この国一の学士養成機関として国中の若者たちの憧れの学校でもありました。

ここに集うは、未来を夢見る若者たち。


賢くちょっぴり生意気なウサギ、物静かでいつも微笑みをたたえてはいるけれど少し底の知れない羊、年下の後輩たちの良き相談相手として慕われるお姉さん的存在のリス、見た目に反して気弱でいつも泣きべそをかいている甘えん坊の猫。

さまざまな種族の生徒たちが、日々勉学に励みながらともに生活しています。

さあ、今日はどんな一日がはじまるのでしょうか。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 こんな感じです。


 『蔦のグリモア』シリーズと銘打ったこれらの作品ですが、今後シリーズものとして人形なども作ってみたいと思っています。

 というか最近羊が好きすぎる……。いいよね、羊。


 ちなみに画像の通り、額が付いているのでバッグチャームとして使わないときはお部屋に飾っておくこともできます。そして実は額の数が足りないがゆえに販売待ちの子がいる……。不要不急の外出自粛中なので、お買い物は週に1度と決めているのです。なのでまだ手に入らない……。

 くうぅぅ。憎いよね、コロナ。



0コメント

  • 1000 / 1000